これもその通りです。しかし、食事や生活習慣が変化し、複雑になった現代では、歯磨きだけでは虫歯や歯周病の予防は不十分です。
「毎日時間をかけて歯磨きしているのに・・・」
それでも虫歯や歯周病が進んでしまったことはありませんか?本当に虫歯や歯周病から歯を守っていくには、定期的なクリーニング(PMTC)や食習慣を含めたプロによるケアが絶対に欠かせません。残存歯数(残っている歯の数)と医科(歯と関係ない全身の疾患)の医療費との関係の実態調査では、なんと「年をとった時に歯がたくさん残っている人ほど、医科の医療費が少ない」という報告がありました。
「歯の検診だけで歯医者に行っていいの?」「虫歯もないし痛くないのに行きにくい」こんなことを思うかもしれません。そう思うあなたにこそ定期的なクリーニングとケアをお勧めします。
虫歯にしない、歯周病を進めない、それこそが最高で最良の治療です。
左の図の3つが虫歯の原因です。
虫歯菌の数、食習慣、口の中の抗菌力、これら全ての不調が重なった時、虫歯になります。
虫歯にしない為には、まず自分の口の中が今どんな状態なのか知ることが必要です。
これらの検査結果とあなたの食習慣を合わせ、リスク判定し、虫歯予防の指導をさせていただきます。
まず、現状を知るために、歯周ポケットの深さを測る等の歯周病の検査をします。
健康な歯肉の歯周ポケットは1〜2mm以内ですが、歯周炎の歯肉は歯周ポケットが3mmが以上になり、骨も溶け始めています。重度の歯周炎のでは8mm程度と非常に深くなります。
歯周病の検査の後は、歯周病菌の住み家になる歯石を専用の器具を使って徹底的に除去(スケーリング)します。
歯石は歯周病の大きな原因の1つですが、歯磨きでは取れないので定期的に除去する必要があります。
歯石が取り除かれた良い状態を維持するために、定期的なPMTCをおすすめします。
PMTCでは専用の器具を使い、普段ご自分では磨ききれない部分(歯と歯の間や歯周ポケットの中など)まできれいにクリーニングします。歯の着色や、表面の小さな凸凹もとり、ツルツルになりますので細菌が付着しにくくなり、その後の虫歯、歯周病の予防に効果的です。
歯科医院で歯石を取ったり、クリーニングするだけでは虫歯や歯周病の予防は完全ではありません。プロフェッショナルケア(歯科医院でのケア)と共に患者さん一人ひとりの日常の歯磨きなどのセルフケアが合わさって、はじめて効果の高い予防が可能になります。
けやき歯科クリニックでは患者さんそれぞれの歯並びや、お口の中の状態に合ったブラッシング指導を行います。
「ダイアグノデント」とは、レーザーによる虫歯検査機器です。虫歯の程度が数値で表示され、より正確な虫歯の診断が可能となります。
けやき歯科クリニックではダイアグノデントを使って、小さな歯質・歯面変化を早期・初期段階でチェックし、虫歯を予測します。
虫歯になる前に生活習慣や食生活、フッ素、ブラッシングなど、様々な角度からリスクコントロールすることで、虫歯を予防することができます。